改めて、渓流ルアー釣り用の周辺ギアを振り返ります。
ここで紹介するギアは、色々と試行錯誤をしてきた結果、現状たどり着いた最適解です。まだまだこれからも実地経験をもとに更新されていく予定です。
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ウェーダー類
渓流釣りにおいてウェーダーはほぼ必須です。
ウェーダーには4つのメリットがあります。
- 行動範囲が広がる
- 攻める手段が増える
- 根掛かり時にルアーを回収できる
- 怪我を防げる
そこそこ良いウェーダーは1万超えてきますが、上記のメリットを考えると費用対効果はとても高いです。
ウェーダーは足裏の生地で種類がありますが、渓流用となるのはフェルトと呼ばれるものです。間違って海用のを買わないようにしましょう。
胸まであるもの、腰までのもの、足の付根までのもの、といろいろありますが、私は胸まであるものを使います。谷の深いところでは案外すぐ腰の上まで水がきてしまうもので、胸まであって助かった場面は何度かありました。デメリットとしては重いことと、用を足したい時などには少々手間取る点です。
私の持っているのはこちら↓
真夏はゲータースタイル
真夏は普通のウェーダーで、晴れた日に道路を歩くと熱中症で倒れます(ガチ)
私は一度それで死ぬ思いをしたので、真夏に限ってはゲータースタイル(ウェットウェーディング)を採用しました。
ついこの間買って、一度しか使ってませんが、最高に快適でした。
私の持ってるのは以下4点。
偏光グラス
ウェーダーに並んで必須です。水面下をある程度可視化できます。
チェイスする魚を確認できるのはさることながら、足場確認ができるので怪我リスクも減らせます。
落とす可能性もあるので、紐を付けておくと良いです。
私はコレを使っています。
ベストとベストに仕舞う、取り付けるものたち
ベスト自体は、ダイワのコレです↓。色々入ります。安物を除いて、他のメーカーのもあまり変わらないと思います。
ベスト自体よりも、何をベストにつけるかです。
重くなりすぎると疲労につながってしまいます。必要なものを厳選して重要度を鑑みて配置する必要があります。
以下は、今季色々試した結果、私が現在ベストに仕舞っている・取り付けているものたちです:
ルアーケース
元々、プラスチックのケースを所持していましたが、スポンジでフックを掛けられるタイプに変えました。
プラスチックケースだと、渓流で安定しない場所でルアー交換するとき、うっかりケースごと落とすとルアーを大量に落とす可能性があるためです。
スポンジであれば、ケースを紐でベストと繋げておけば最悪の事態を免れることができます。
私が使っているのはコレ↓。若干、かさ張る気がしますが.. とりあえず使えます。
プライヤー
プライヤーは次のときに使えます。
- 魚にかかったフックを外す
- 糸を切る
- 丸カンリングに何かを通すような作業(フック交換時など)
- 服など布類にうっかり引っかかったフックを外す
- 山菜をとる
渓流ではこれ一つあれば、魚のフック外し用具とか、ピンオンリールにつけるようなラインカッターも不要という結論に至りました。
私はコレを使ってます。
ノットアシスト2.0 + リーダーライン + スナップ
PEラインを使う場合の話ですが、PEラインとリーダーを結ぶのは大変です。
しかし、予期しないライントラブルは起きます。手で結ぶのも頑張ればできますが、手がかじかむような解禁直後や風が強い日は大変です。
そこで、その場で結ぶ手段を最適化するべきだと考えました。
調べたところ、ノットアシスト2.0というのが便利そうと判断しました。
今はこれはmust-haveになっています。家で2,3回練習しておけば現場で十分使えますので、おすすめです。
もちろん、リーダーラインも同時に持っていないと意味がありません。また、リーダーの先につけるスナップも同じ場所に入れておくとよいです。
コレ↓です。
フィッシングネット(タモ)とマグネットリリーサー
ランガンしているときはリュックなどを持たないのでタモは背中。源流など長距離釣行時はリュックを持ち、タモは腰横につけます。
私、タモを3回ぐらい紛失しています。
今は安物を持っています。落とさないという自信を持つまで安物でいようと思っています。コレはさほどおすすめではありませんが、尺でも超えない限り十分使えます。
大事なのは落とさないことです(私にとっては)。マグネットリリーサーという、磁石タイプのものでかつケーブルがついているものをつけています。
ナイフ
魚を締めるのに使います。
私は持ち帰る渓流魚をどう扱うべきか考えました。
現状結論として、その場で脳天締めして袋につめて冷やしておくのが最適です。
水を入れて生かすことができる魚籠もありますが、食べるのであればその場で締めるべきです。生かしておくと遊泳させてエネルギー消費をしてしまうので、アデノシン三リン酸(ATP)が分解されていきます。魚の鮮度というのは、分解がどれくらい進行しているかが基準になっています。
内臓は取りません。渓流魚の内臓は臭みがあまりないので、持ち帰ってから処理で十分です。
これを、後述のとおり袋詰の上で保冷袋などに保冷剤と一緒に保管します。
私はコレをつかっています。平凡ですがコンパクトで、脳天締めには十分です。
袋と保冷袋
持ち帰るときに締めた魚を一匹ずつ入れて、保冷バッグに保冷剤とともに入れます。
腰にかけるタイプの魚籠をやめてこれにしました。腰掛けタイプは結構邪魔なのと、脳天締めするなら保冷性が重要なためです。
これをベストの背面に入れています。
なお、保冷剤については毎回コンビニで買います。これは仕方なし。
持ち帰る魚は、車にクーラーボックスと氷を詰めておいて、車に戻るタイミングでクーラーボックスに出します。
虫除けスプレー
意外に大事です。蚊よりも、メマトイという目のまわりに飛んでくる虫が邪魔してくると、集中力が削がれます。
顔などにも噴射しますが、目に入らない・吸わないように注意。
防水ポーチ
スマホと車の鍵を入れて、ベストに括り付けます。
これらの故障は帰宅困難に繋がってしまうので、厳重保管します。
いざ帰ろうと思った時に、「あれ?車の鍵は?」などとなれば冷や汗ものです。
野生動物回避グッズ
クマ・サル・イノシシ類に対して防衛します。3つ所持します。
熊よけ鈴
鈴はとりあえず所持します。林道では意味がありそうな程度の音が出ますが、川の近くでは効果がありません。 それでも、無いよりマシでしょう。
電子ホイッスル
これは超うるさいのでおそらくクマには強力でしょう。
カネキャップの火薬銃(音がなるだけのやつ)も持っていますが、今は電子ホイッスル一択です。押すだけで鳴るという利点があります。万が一の遭難時も使えるかもしれません。
熊よけスプレー
それでも至近距離に動物が来た時の最終手段。使ったことはありませんが、常に持っています。
万が一のときの取り出しやすさを重視して、ベストの裏ポケットに入れています。
たまに訓練のために取り出して構えたりしています。