技術と魚

雑感と備忘録

山梨県 小金沢

結論

  • チビ〜ぼちぼちサイズのヤマメ多め
  • 入渓のコストにはあまり見合わないかも

山梨県の渓流を調べているなかでどうしても行ってみたいと思っていたのがこの小金沢。

場所は桂川支流の葛野川上流にある深城ダムから西側。

沢登りの情報はよく出てくるものの、釣果についてはあまり情報がない。ということは、①知られてない ②実は爆釣だが隠している ③釣れなさすぎて記事にもならない、のどれか。つまり・・完全に未知数。 そうときたら実態を調査するしかないでしょう。

さて、とはいえ普段行く渓流に比べると、危険レベルが一段違う様子。そこで、友人を呼んで2人で釣行へ。

小金沢公園につくと、林道に入るトンネルの入り口は封鎖されており車では入れず、ここから徒歩。

抜けてから少し歩くと不思議なトンネルがあります。上流部に発電所があるらしい。

しばらく歩いてからあるポイントで谷に入ります。しかし、あとから気づいたのですがネットで調べたポイントとは違うところを降りてしまいました。 ※ ネットの情報で、「速度20の標識が目印だよ」と書いてあったので、そこだけ切り取って記憶していたら、標識は短い区間内に複数存在。本来であれば、標識に加えてチョロ沢になってるところが正解だった模様です。

そうとは知らず、到底戻れそうにない45度ぐらいの坂をヒィヒィ言いながら友人と降りていく。

この恐怖は写真ではあまり伝えづらい。

ようやく本谷に到達。と思いきや水量少なっ!

あまりまとまって雨が降っていなかったのもあり、非常に厳しそうな雰囲気。

枯葉の残り具合を見るに、年明けてから全く増水を経験していないような状況。

実際到達地点付近で投げてみるも、全く気配なし。

しかし少し登るとこれくらいのポイントが点在してくる。

ある程度登ったところで小さい魚影を確認し、少しずつ存在を認識し始める。

ミノーを投げていたけど、あのサイズじゃ食わないだろうと思い、スプーンに切り替えてアップストリームで表層付近を流れる昆虫をイメージして流してみるとヒット!

良い色。 このあとこのスタイルで3匹ほどヤマメを釣り上げる。

こちらは程よいサイズ。

これらははたして天然なのかと言われると、あまり見分けは付きません。 下流はすぐにダムなので、放流できなくもないですし、一方でサクラが育つ余地もあるのかもしれません。 真相は闇の中へ。

さらに登ったところで滝にぶつかり、そこでシンキングミノーに切り替えて淵に落としてみると、これまたチビだがイワナがヒット。

滝にぶつかったところで竿を納め、なんとか登れそうな崖を見つけて林道にエスケープ。足を滑らせるととても危ない。完全にロッククライミング。

というわけで結論としては、沢登り向けです。 魚も小さいので、リリースしてビッグになってもらいましょう。